UbuntuでGTDを

tomboy

ライフハックという言葉が生まれたきっかけともなったGetting Things Done(GTD)をもう忘れたりしてないだろうか?
1日のうち、3分の2をPCの前ですごし、字がきれいとは決していえない私にとって、PCベースのGTDシステムは必要不可欠だ。
そんな私と同じように生産性向上への飽くなき努力を重ねている人たちに、私がUbuntu上で構築したGTDシステムを紹介しよう。

Ubuntu GTDで必要なアプリケーションと設定

Tomboy

sudo apt-get install tomboy
(デフォルトでインストールされているはず)

Tomboy Tasks List Plugin

Plugin (compiled DLL)をダウンロード
cp ~/Desktop/TasksList.dll ~ /.tomboy/Plugins/

*Pluginを有効にするにはGnome Panelをリスタートする必要がある

killall gnome-panel

(Tomboyの設定からPluginの認識が出来てない場合は、再起動)

Tomboyノートの設定

altf12シンプルなノートアプリケーションであるTomboyは、きっとすでに自動で起動されるように設定済みであることだろう。

Alt+F12のショートカットも体が覚えているはずだ。


Alt+F12のショートカットも体が覚えているはずだ。

Alt+F12のショートカット……。

では、本題に入ろう。

コンテキストラベルは#を使って表現し、
$を次のアクションにする。
つまり、家でしかできないことなどは#home、仕事なら#workという風にする。
このコンテキストラベルが、Tomboyノートのタイトルにし、
1コンテキストラベルにつき、Tomboyノート1枚というルールでタスクリストを書き連ねていく。
そして、
$Life is a Gamble更新
というように、$で次のアクションを知らせる。

コンテキストラベルは家、仕事、などの大きな単位である必要はまったくない。
ようはどこで行われる事柄なのか、ということがわかればいい。
このあたりの基本的なGTDシステムについては、
GTDの提唱者Devid Allenの著書か、私が過去に書いた"Gmail を Hack せよ Vol.4"からスタートする一連のGmailでGTDのポストを参考にしてほしい。

GTDにはWaitingやDefer(あとでやる)など時間軸でもコンテキストラベルを付けるが、私は時間軸を
$Life is a Gamble更新 Defered(あとでやる)
などのようにタスクに書き込んでしまう。

ここまでは、Tomboyのデフォルト設定で出来てしまう。

Pluginについて

Tasks list
Tomboy Tasks List Pluginをインストールすると、
GTDシステムはより強固に、そして運用が楽になる。

まずTomboyを右クリックして、設定へ。
プラグイン画面できっと一番下にある Tomboy Tasks List Pluginを
選択すると、設定ボタンがクリッカブルになるので、クリック。
すると Tomboy Tasks List Pluginがタスクとして認識する文字を設定できるので
ここに$と入力。

Tomboy Tasks List Pluginは、設定した文字列を検索し、
***Tasks Listsという自動で作られるノート上に表示させる。
残念ながらノートの名前を変更することはできないが、***Tasks Listsに表示されるタスクたちは、
どのノートにあるのかをリンク付きで表示してくれる。

この***Tasks Listsノートが次のアクション用のINBOXになるわけだ。

#コンテキスト
$ タスク 時間軸
としてタスクを管理しておけば、***Tasks Listsを見ておくだけで
次に何をやるべきなのか簡単に管理できる。

以上が私のUbuntuでのGTDシステム。
Tomboyさえ使えれば、Ubuntuでなくても構築できるので、是非試してみてほしい。

2008/5/12 ADDED
Tomboy Tasks List Pluginは現行のTomboyのバージョンでは動作しない。
TomboyはTasksというAddinをリリースしようとしていたが、これも中止になってしまった。
非常に残念だが、Tomboy Tasks List Plugin無しでも、新たに追加されたNote機能などを
利用すれば、十分にGTDシステムとして活用できるはず。

nowMap Vol.2

"nowMap"の作り方はおそらく理解できたかと思う。
今回は、実践してみた感想を織りまぜながら、少々オリジナルにhackを加えてみよう。

オリジナルとの違いは?

前回すでに紹介したように、多色ペン(3、4色)を用いることで、視覚的により理解しやすいマップを作れる。
私は、
プロジェクトは赤で書き、赤の枠で囲み、タスクは黒で書き込んでいき重要度や関連度などで分類した色の枠で囲む。
タスクは枠で囲まないことでプロジェクトと区別をつける、と書いたが重要なことは区別できることなので、色が異なれば十分区別はつけられるだろう。

私はBICの4色ボールペンを使用していて、その色の構成は、黒、赤、青、緑。

斎藤孝氏の『三色ボールペンで読む日本語』に習い、赤はもっとも重要、青はまあ重要とし、緑はその他。黒は使うなというのが斎藤孝氏の教えだが、ここでは黒はタスクを書き込むのに使う。タスクを書き込む際、重要度を考えるのは無駄な作業だからだ。

Todo枠を使いこなすために

Todoを書き込んでいく左側の列には
オリジナルに従いToDoを羅列していく方法を採っても問題はないが、
ToDoが発生したタスク名をToDoの上下どちらかに書いてやると
どのタスクのTodoが終わったのか簡単に管理できて便利だ。

プロジェクト:デートを例にすると

ドライブ
□ ガソリン補給
□ 洗車

としてもいいし、または

□ ドライブーガソリン補給
□ ドライブー洗車

としてやればいい。

では右枠は?

右のメタ枠は、得に何と決めてかかるより、重要要素である、スタート日、終了日を書き込んであれさえすれば、問題はない、私はそれに加え終了予定日や時間を書き込むことにしている。

実際に仕事に活用する場面を思い浮かべてもらうのとわかるが、どんな仕事にせよ、終了日を設けることで、明確な目標となり、生産性は向上するはずだ、と私は考えている。

nowMapはそれほど高度なノートテイキング術とはなれないかもしれないが、nowMapづくりに慣れると言う意味も含め、私は会議などに出席した際は、nowMap形式でノートもとっている。

nowMap

MindMap + GTD

企画書をマインドマップで提出する。
そんな企業もあるそうだ。
そのマインドマップとGTDを同時に行う。
それが今回紹介するnowMap。

このnowMap、以前『Moleskine @ GTD』で翻訳させてもらった、『PigPog』で説明されていたものだ。ちなみにオリジナルnowMapはこちらから

必要な2つのアイテム

  • ブロックロディア No.19 (切り取った紙がA4になるブロックロディアシリーズ最大ノート)
  • BIC 4色ボールペン

Moleskineといい、ロディアといい、私は四角の罫が入っているノートが好きだ。枠は完全に無視する質だが、枠があると何かと便利だ。今回もロディアからブロックロデイアシリーズの最大ノートを購入し、nowMapで使用することにした。
ペンの方はなんでもよかったが、オレンジ色がロディアと調和するあのBICのペンを選んだ。残念ながら4色ボールはオレンジ色ではないが。

準備

では、早速nowMapを作り始めるための準備を紹介しよう。この準備でロディアの罫が役に立つ。ちなみに、『PigPog』にはPDAでnowMap用のテンプレートも配布されているが、後述するnowMap部分は四角の罫がある。さておき、早速準備の説明をしよう。

nowMapでは基本はA4サイズの紙を横に使用する。オリジナルではA4の半分のサイズ、A3、Moleskineの大サイズを用いてもnowMapは可能だと紹介しているが、私はA4サイズを選んだ。

そして、A4サイズの紙を横にし右端から約3センチに縦断線を引く、できた枠に『メタデータ』を記入
nowMapのタイトル、そして重要なのが開始日と終了日、あとはメモ書きに使って構わないのが、この『メタデータ』枠だ。

左端から約5センチに縦断線を引く、この枠は『ToDo』を記入。
ここで指す『ToDo』とはnowMapに記入の際必ず思い出すだろう『ToDo』であり、かつnowMapに書き込む必要のない『ToDo』。
例をあげると、デートというプロジェクトにドライブというタスクをあげたとしたら、ToDoはガソリンを入れることや、洗車などだろうか。

nowMap スタート

大まかに正方形となった中央の枠が実際のnowMap部分となる。
ここに、GTDではプロジェクトにあたるゴールに達するために複数のタスクを必要とする事柄を書き込む。

プロジェクトは仕事での実際のプロジェクトでも構わないし、来週の予定などや、デートの予定などなんでも構わない。
その書き込んだプロジェクトは枠で囲む。こうすることで、そのプロジェクトに関するタスクなど、プロジェクトの回りに書き込んでいく事柄と区別を付けることができるだろう。

いくつでもプロジェクトは書き込んでも構わないが、実際のnowMap枠のサイズを考えると、1つか、関連性の深いプロジェクト同士であれば2、3個くらいが限界ではないかと思う。

プロジェクトの回りに書き込んだタスク同士を見直し、関連性のあるものをそれぞれ線でつないでいく、するとマップと呼べるような図が完成するはずだ。

nowMapは非常に単純な仕組で構築されいるシステムであることがわかってもらえたと思う。
簡単であればこそ、実践に移すのが楽だし、継続性も高い。
そして、カスタマイズしやすい、という点も見逃してはならない。

次回はnowMapを『Life is a Gamble』らしく実践するためのいくつかのコツを紹介しよう。