詳解: Glipper

Glipper: クリップボードの履歴を保存

Glipper icon今回はWindowsにはよくあるアプリなのに、Ubuntuでこれといったアプリを見つけられなかったクリップボードマネージャー。
コピーしたテキストを保存し、また呼び出せる。
に加えて、スニペット、あらかじめ登録したテキストを呼び出す、というアプリが見つからず困っていた。


出会ったのが、存在こそは知っていたが、スニペットの登録ができなかったGlipper。バージョンもついに1.0になり、プラグイン機能が搭載されたことにより、スニペットの登録が可能になっていた。

シンプルさを保ちながらもプラグインであと一息を実現したGlipperが、Ubuntuで利用できる同系アプリの対抗馬、Parcelliteより使いやすい。

Glipperのインストール

sudo aptitude install glipper

Glipperは通常のアプリとは異なり、メインメニューには表示されず、実行&常駐させるには、パネルを右クリックし、パネルへ追加から選択する必要があるので、注意が必要。

Glipperの設定

Glipperの設定で気をつけるべきは、1点。
デフォルトでは、Glipperは選択しただけでテキストを履歴に追加するため、50件の履歴を持っていても、すぐに一杯になってしまう。
Glipperアイコンを右クリックし、Preferenceをクリック、
表示される画面中央に、Selectとあるチェックボックスを外しておこう。

また、スニペットの登録は履歴から選択できる。
Glipperアイコンを右クリックし、Pluginsから一番上のSnippetのチェックボックスの両方にチェックを入れればプラグインを利用でき、Snippetの列を選択状態にし、画面下の設定ボタンから、スニペットの登録ができる。
小難しいTerminal用のコマンドや、自分のメールアドレスなど登録しておけば、ストレスフリーなPCライフを送ることができるだろう。

まだ未使用だが、プラグインにはNetworkという機能もあり、別PCとのクリップボード履歴の同期も取ることができるそう。

月並みな表現だが、かゆいところに手が届く小さなアプリ、Glipper。

Glipper: http://glipper.sourceforge.net/

詳解:Tomboy [3/3]

プラグインを使ってより便利にTomboyを使いこなす

Tomboyには様々なプラグインがある、前回の"詳解:Tomboy [2/3]"で紹介したWevDav Sync Service Add-inや、SSH Sync Service、Local Directory Sync Serviceと同期設定だけでも3つもある。

ほかにも、Note of the Dayという今日のメモを自動で作成してくれるプラグインなどを含む、Tools。Evolutionに届いたメールをD&Dでメモに変更してくれるプラグインなどがある、Desktop Integrationと多彩。

私が愛用しているプラグインを紹介しよう。

ToolsからReminder。
3 july at 12am
2004/04/02 a 22:50
monday @ 2h am
というような日付と時間をのあとに続けて記述しておくだけで、その記述があるメモを記述通りの時間にオープンしてくれる。
その名の通りのリマインダ用のプラグインだ。
Reminderはこちらからダウンロードできる。

そして、Post note to your blog。
こちらもその名の通りのプラグイン。
メモをブログにポストしてくれる。APPという形式でのポストをサポートするブログエンジンであれば基本的に動作するらしい。私はWordPressの愛用者だが、無事に動作する。
私の場合、設定でメモからのポストをドラフト状態にして、エントリのアウトラインをTomboyで書いておき、ポストするという様に利用している。
Post note to your blogもReminderの作者が作成している。
ダウンロードはこちらから。

Desktop Integrationから、Tasque。
TasqueはHackWeekから生まれたプロジェクトで、シンプルなTODOリスト管理アプリケーション。
このプラグインを利用するためにはもちろん、Tasque本体が必要になる。
ダウンロードはこちらから。

Tomboyから、このTasqueのTODOリストにTODOを追加できる。
やり方は簡単。
TODO化するテキストを選択し、メニューバーに出現するTasqueボタンをクリックするだけ。

現状でも非常に便利だが、Reminderのように、ある文字に続く文字列すべてを自動的にTODOリストに追加するなど自動化が進めばより便利。

というわけで、3回に渡るTomboyの詳解は終わりだ。
Tomboyに関して、質問などあれば、コメントを寄せてください。

関連リンク:

詳解:Tomboy [2/3]

Tomboyのメモを同期する方法

最近ついに我が家にもやってきたネットブック(もちろんOSはUbuntuに変更)Eee Pc 901のTomboyのメモと、親機で同じメモを閲覧することができる。アイデアや備忘録など、まさに気軽に持ち運べるネットブックだからこその部分ではないだろうか?

意外と誰も教えてくれないTomboyの同期の設定方法を紹介しよう。

まずは、設定のプラグインタブからSynchronizationを開き、
WebDav Sync Service Add-inを有効にしておこう。

そして、Terminalから

sudo apt-get install checkinstall libfuse-dev libneon26 libneon26-dev

UbuntuでWebDavファイルシステムを利用するために。

wget http://noedler.de/projekte/wdfs/wdfs-1.4.2.tar.gz
tar xzvf wdfs-1.4.2.tar.gz
cd wdfs-1.4.2
./configure
sudo checkinstall
sudo dpkg -i wdfs_1.4.2-1_*.deb

エラーが出るようであれば、

sudo apt-get install libglib2.0-dev

そして、パーミッション設定(ユーザ名とある部分は自分のユーザ名と変更)

sudo gpasswd -a ユーザ名 fuse
sudo chgrp fuse /dev/fuse

これで、UbuntuでWebDavファイルシステムを扱えるようになったはず。

オンラインベースのWebDavファイルシステムを探し回り、
myDisk.seを使うことにした。
残念ながら英語サイトだが、アカウントを作成(無料: 1GB)するだけなので、それほど難しくはないはずだ。

アカウントの準備が整ったら、
Tomboyの設定画面、同期のタブにて、

  • サービス: WebDav (wdfs FUSE)
  • URL: https://mydisk.se/アカウント名/
  • ユーザ名: アカウント名
  • パスワード: パスワード

URL:箇所にて最後のスラッシュがない場合、エラーになる可能性があるので、ご注意ください。
というように入力。
保存すれば終了だ。
メモの同期は、すべてのメモの検索、またはメモ自体のメニュから行うことができる。

次回はTomboyで利用できるプラグインを紹介しよう。

関連リンク:

詳解:Tomboy [1/3]

シンプルで使いやすいデスクトップ・メモ、Tomboyのすべて

tomboy自宅ではUbuntuユーザ、会社ではもちろんWindowsユーザである私が、Windowsでもどうしても使いたいアプリの1つに間違いなく上げるのがTomboy

いつでもAlt+F12を押すだけで、簡単にメモを残せて、ノートと呼ばれるカテゴリわけもクリック1つ。私はどうやっても覚えられないTerminalのコマンドや、ブログのネタ、新しいJavaScriptのアイデア、旅行用の備忘録など、様々なことに利用している。

これから3回に分けてそのTomboyの使いこなしを詳解しよう。

まずはおすすめの基本設定

Tomboyは通知スペースにアイコンとなり格納されるので、そのアイコンを右クリックで、設定を変更することができる。まずは編集画面から
ここでチェックをつけておきたいのは、箇条書きに自動変換するオプション。
マニュアルによると、メモ中でハイフン(-)直後に文字を記入し、Enterすると、自動でブレットポイントに変換されるとあるが、実際にはハイフンのあと半角空白を入れてからでないと変換されない。

非常に小さなポイントながら、メモを書きやすくするためには大事なポイント。
私はアイデアを頭の中から取り出すステップとして、箇条書きがもっともフォーマットとしてやりやすいと信じているし、アウトラインにも流用できるので、ブログの文章立てをするのにもぴったりだ。

そしてホットキーの設定

つぎのタブはホットキー。ストレスなくメモを書くためにはホットキーの設定は絶対だ。
Tomboyの素晴らしいところは、Alt+F12さえ覚えてしまえば、すべての機能にキーボードのみでアクセスできてしまう。

さらに便利に使うために、私はすべてのホットキーを設定した。
とくに新しいメモを作成する(私はF12に設定)、そして全てのメモの検索を開く(F11)の設定は可能な限り覚えておくことをおすすめする。
ちなみにホットキーを有効にするのチェックボックスは必ずチェックしておこう。
あたりまえだが、これがオンになっていなければ、Alt+F12も使えない。

基本の設定はここまで。本当に基本中の基本なので、今回はおまけに
Firefoxのアドオン、Tomfoxも合わせて紹介したい。
Tomfoxは非常にシンプルなアドオンで、選択したテキストをTomboyのメモにしてくれる。Tomboyのヘビーユーザである私のために作られたような素晴らしいアドオン。
使い方は簡単。
メモしたいテキストを選択して右クリック。メニューの一番下に、Create Tomboy Noteがあるはずなので、クリックするだけ。
わざわざコピペする手間を省いてくれる不精者にもおすすめのツール。

次回はTomboyで同期をとる方法を詳解しよう。

関連リンク:

V.S. - GNOME Do v.s Launchy

対決シリーズ まずはアプリケーションランチャー

GNOME Do v.s. Lanchy
つい最近まで、UbuntuでのアプリランチャーとしてGoogle Desktopを愛用していたが、Lifehackerにて、LinuxバージョンのLaunchyがリリースされたということで、さっそく導入してみた。

と同時に次期Ubuntuアップデート時にデフォルトインストールされるという噂もあるGNOME Doも試してみた。

導入

GNOME Do
sources.listに

sudo gedit /etc/apt/sources.list

下記2行を追加

deb http://ppa.launchpad.net/do-core/ubuntu hardy main
deb-src http://ppa.launchpad.net/do-core/ubuntu hardy main

そして

sudo aptitude update && sudo aptitude install gnome-do

Launchy
Launchyオフィシャルから
.debファイルをダウンロード

どちらも導入は非常にシンプル。

機能&使い勝手

機能としてはGNOME Do、Launchyともに同じキーワードフィルターでのアプリランチャー。
印象として、GNOME Doの方がUbuntuアプリとしての歴史がある分、Ubuntuでは使いやすい。
とくにプラグインの導入はメニューから簡単にできるところが便利でかつ、かなりプラグインが充実している。
GNOME DoからTomboyのメモ作成や、Twitter、Flickrへの投稿すらできる。

Launchyにもプラグインがあるそうだが、フォーラム内での配布という形式なので、どんなものがあるのかすら不透明で、かつまだまだUbuntuで使えるプラグインの登場はオフィシャル以外ではない。

私個人の問題でもあるが、GNOME DoもGNOME用に作られたアプリなので、愛用のAmarokのプレイリストの検索ができない。プラグインは現在動作しない様だ。

GNOME Doが現在バージョン0.5.98、Launchyは2.1.2だが2.1.1でLinuxの対応を始めたので、実質的には0.1くらいのバージョンを考えると当然の差かもしれないが、Launchyは若干まだバグが多くある上、Windowsよりのインターフェイスになっているのも厳しいところだ。

結果

今回両者を比べてみて、私はアプリケーションランチャーをGoogle DesktopからGNOME Doに移行した。
0.5のリリースあたりからかなりUbuntuブログではとりだたされていたが、その人気が今回わかった。
もともとキーボード系ランチャーはWindowsでもかなり長期間愛用していたので、ようやくランチャーが落ち着いた気分だ。

関連リンク: