フリーソフトは世界を救う Vol.9
Irfanviewとは
Windows用のフリーソフトウェアで欠かせないソフトの1つとして、IrfanViewが挙げられる。
IrfanViewはIrfan Skiljan氏が少なくとも1996年以前から開発、発表している、Windows用の高機能、高速マルチメディアビューワー。
『初心者にも使いやすく、熟練のユーザーでも満足できる』をモットーに開発はまだ続いている。現在のバージョンは3.98。本来英語のソフトながら、こちらのページから日本語版をダウンロード出来る。
IrfanViewを解き放つ
IrfanViewが優れている点はいくつもあるが、その高速性にまずは注目しよう。画像編集ソフトは有料、無料いくつもある、私自身もPhotoShopとGIMPを愛用している。
それらは非常に強力で高機能だが、起動が非常に遅い。たった1枚の画像を確認したいだけなのに、1分ほどの起動時間はあまりにも時間の無駄だ。
IrfanViewなら、それらのソフトが起動する間に、1枚どころか、複数枚の画像も閲覧できる。同じフォルダに格納してある画像なら、スペースキー1つで次から次へと画像を切り替えられる。(戻りたいときはもちろんバックスペースキー)
jpeg、gif、png、bmp,tiffはもちろんIrfanViewの公式ページで配布されているPlugInを使えば、psdもrawも閲覧可能で、AFPL Ghostscriptをインストールしておけば、epsなどのPostScriptのデータも閲覧できる。
マルチメディアビューワーというだけに、movやmpeg、aviやmp3、wavも読み取れる。
IrfanViewで高速画像加工
ビューワーとはいうものの、IrfanViewで十分に加工が行える。
実際、Life is a Gambleで使用している画像の多くはIrfanViewで加工している。
では、そのフローを紹介しよう。
まずは、bluewindにIrfanViewを登録しよう。
そして、少々環境設定を。
オプションから、基本設定へ。
その他2のタブから、外部ビューワ/エディタを設定しよう。ここで普段使い慣れている画像加工ソフトを指定してもいいが、それでは高速性が損なわれてしまうので、私は、BTJ32というフリーの画像コンバーターを指定している。BTJ32は、画像の画質をプレビュー画面を見ながら調整できるので非常に便利だ。
ここで指定をしておくと、Shift+Eで指定したソフトを開くショートカットが使える。
そして、何か適当な画像ファイルを開き、画像>フィルタ>フィルタの設定からSharpenを選び、Valueを5に指定。
IrfanViewの初期設定のSharpenつまり、シャープフィルタは少々効果がかかりすぎるため、5~15くらいに設定しておく。
これで、Shift+Sでシャープをかけられる。
例えば、デジカメで撮影した画像をブログに取り込むとしよう。一般的にデジカメで撮影すると、画像のサイズは非常に大きい。ここでは仮に640×480pxだとする。この画像を幅250pxに縮小するという条件でのフローは、
1. 画像を開く (デジカメで撮影した写真すべてを1つのフォルダに格納)
2. スペースキーやバックスペースキーで使用する写真を選ぶ
3. Ctrl+R (画像のリサイズ、リサンプル、画像>リサイズ/リサンプルからも選択化)
4. 新しい大きさを指定で、幅250と指定(アスペクト比を保存にチェックをつけておく)
5. Shift+Eで指定した外部エディタを起動、BTJ32で適当なファイルサイズに調整。
6. 保存
以上のステップで出来てしまう。慣れれば30秒以内に処理できてしまうだろう。つまり、一般的な画像加工ソフトが立ち上がる前には画像を加工し終えてしまう。
この他にもいくつかのフィルタ、パノラマ画像の生成、縁の追加、など簡単なとはいえない十分な加工機能を備えている。
ここでは紹介しきれないほどの機能を満載したIrfanView。
この夏の思い出をFlickrでひけらかす時も、強力なソフトとなることは間違いない。
関連リンク:
フリーソフトは世界を救う Vol.8
それでは、Cygwinを早速使ってみよう。
前回解説したとおり、すべてデフォルト設定でインストールを終えると、デスクトップにCygwinのショートカットアイコンがあるだろう。
ダブルクリックして、現れるのが、シェルプロンプトと呼ばれる黒地の玄人感たっぷりのウィンドウが現れたことだろう。

Windowsでいうなら、スタートメニューから選択できる、“ファイル名を指定して実行(R)”の画面とよく似てる。
コマンドラインを入力してみる
$サインがあるだろう。このサインこそがコマンドラインのパワーの象徴である。
では、その$に続いて
pwd
と入力してみよう。
このコマンドは、現在のディレクトリを表示させるコマンドだ。おそらくデフォルトでは/home/ユーザー名のような文字列が表示されたことだろう。
ここがhomeディレクトリとなる。
どこが、homeディレクトリか? デフォルトの場合は、c:\cygwin\フォルダがhomeディレクトリだ。
では、確認してみよう。
$に続いて、
touch thisismyhome.txt
と入力してみよう、touchは空のファイルを生成するコマンドだ。
つまり、thisismyhome.txtというファイルをc:\cygwin\のフォルダで確認できればOK。
確認できただろうか?
基本的なその外のコマンドに関しては、好奇心に任せて説明を割愛する。
todo.txtスクリプト
Life hack系サイトにふさわしく、ToDoリストをテキストファイルで生成、管理するスクリプトを紹介する。このスクリプトも“Lifehacker”で紹介されたものだが、今は、“Lifehacker”のライターの1人、Gina Trapaniが“Todo.txt”を立ち上げ、そちらで詳しく解説している(英語)。
最新版のスクリプトが上記サイトから入手できるので、早速ダウンロードしてみよう。ダウンロードされるファイルはtodo.shというファイルだ。
まずtodo.shのファイルをエディタで開き、
# Your todo.txt directory
TODO_DIR=”/Users/gina/Documents/todo”
という部分をtodo.shを格納したディレクトリのパスに変更する。
toso.shは、先ほどのhomeディレクトリに新たにtodoというディレクトリ(フォルダ)を作り格納することを推奨する。
すると、c:/cygwin/todo/と
/Users/gina/Documents/todo
の部分を書き換えてやればいい。
シェルプロンプトを起動し、
cd todo
と入力、cdはChange Directory、つまりディレクトリを変更するコマンドラインだ。
そして、chmod 755 todo.sh
と入力、chmodはファイルのパーミッションを変更するコマンドライン。CGIやPHPなどを暑かったことがある人は、FTPでパーミッションの変更を行った経験があるだろう。その原理と同じである。
では早速使ってみよう。
まずはtodo.shを起動させるためには、todoディレクトリに移動する。
cd todo
正しく設定できたか、確認するために、
./todo.sh
と入力する。
todo.shの説明書が表示されるはずだ。
todo.shの詳しい解説は、機会があれば翻訳するが、
とりあえず、
./todo.sh add “Todoを入力”
でテキストファイルが生成される。
すでに気がついたかもしれないが、
シェルプロンプト内で、日本語は使えない。
Cygwinについて、もっと詳しく知りたい場合は、
“MYCOMジャーナル”にて“Windowsユーザーへ贈るUnixへの架け橋 - Cygwinを使いこなそう”
がかなり詳しく解説してくれている。
関連リンク:
フリーソフトは世界を救う Vol.7
Cygwin
アスキーデジタル用語集を読んでみたところでさっぱりなんだかわからないCygwin。私自身も名前くらいはしっているけど、という域をでないソフト。いつも愛読している『Lifehacker』で“Geek to Live: Introduction to Cygwin”というポストがあったので、チャレンジしてみることにした。
Unixコマンドラインソフト群
『Lifehacker』のポストを読み進めると、CygwinはUnixのコマンドラインソフト達をWindowsでも使えるようにするソフトだそうだ。ipconfigや、msconfigなどWindowsでもコマンドラインは使えるが、とてもじゃないけれど使用に耐えるものではないそうだ。
Windows MEが悪夢のOSだったとしても、そこがPCとの出会いだった私にはピンとこないが、最近発展の著しいLinuxはいわゆるUnixをベースとしたOSで、Linuxは私にとっては興味惹かれるモノなので、きっとCygwinも知ってたら便利だろうなというゆるい三段論法で、Cygwinを使ってみることにした。
インストール
Cygwinはオープンソースソフトウェアなので、無料でインストールすることが出来る。オープンソースソフトは往々にしてなにやら微妙なインストールのプロセスがついてまわる。Cygwinでもそうだといえるが、そうでもないともいえる。

Cygwinを提供しているサイトでは、左のような親しみやすいアイコンで、setup.exeでソフトをインストールできるようになっている。このアイコンをクリックし、ダウンロード、そのアイコンのママでダウンロードファイルは表示されているので、そいつをダブルクリックすればインストールが始まる。
インストール画面にかんしては、基本的に全部デフォルトで行うことを推奨する。その方が何かと便利だし、使いやすいからだ。
が、適当な感じでインストールを進めると、
Cygwin setup Select Packagesというウィンドウが立ち上がる。コイツはCygwinで使えるようにするソフトのインストールを選択する画面だ。CygwinはUnixのコマンドラインソフト群をWindowsで使えるようにしてくれるソフトなので、その機能はカスタマイズが可能なのだ。
だからといって、怪しげな文字列にしか見えないので、
これもまたデフォルトでOK。
勢いよくやってしまうことが大切だろう。私自身もこのデフォルト設定で、Cygwinを使用していることは言うまでもない。
これで、Cygwinのインストールが終了した。
実際に使ってみるのは、また次回に持ち越そう。次回は、同じくLifehackerで紹介されていた、Todoリストをテキストファイルで管理するCygwinの機能をつかったライフハックを紹介しながら、実際に動かしてみる。
関連リンク:
フリーソフトは世界を救う Vol.6
高速で高機能なコピーソフト
ファイルのコピーというごく基本的で日常的な作業におけるストレスを軽減してくれるソフト、A-1 DRIVE提供の「Fire File Copy」
"自由自在に WordPress を Vol.6"で紹介したファイラーソフト「まめFile4」や、ファイルのコピーや移動が簡単にできる2画面ファイラー「だいなファイラー」など、非常に優秀なソフトウェアは確かに存在するが、コピーや移動そのもののストレスを軽減してくれるわけではない。
ブロードバンドが主流となり、大容量のハードディスクの価格がリーズナブルになり、取り扱えるファイルが巨大化していっているなか、ファイルの移動はシームレスとは言い難い。
ハードディスクのガリガリ音
動画ファイルや、音楽ファイル、高解像度のデジカメ写真などを移動する際、ハードディスクがガリガリと痛ましい音を立てたりしてはいないだろうか?
コピーとは、OSは“バッファ”という仮のメモリの中に移動するファイルを一度保存し、バッファから別の場所へ移動する、という行為である。テキストなどをコピーする際にもクリップボードという仮のメモリに文字列を保存し、移動をするのと同じような考え方だ。
このバッファはOSが物理メモリ上に確保していたり、ハードディスク自体にその機能が備わっている場合もある。そのどちらにしても、その確保されているバッファメモリ容量は往々にして移動しようとしているファイルの容量よりは小さいため、ハードディスクはファイルを移動するために、何度もシークを繰り返す。このシークの音がガリガリ音なのだ。
ストレスフリーのFire File Copy
そのガリガリ音を軽減してくれるのがFire File Copyである。Fire File Copyではバッファメモリを大量に確保することで、シーク回数を減らし、ガリガリ音を軽減する。
PCのガリガリ音は精神衛生上好ましくないので、ストレスフリーになる。という論理ではなく(もちろんそれもあるが)、
大容量、もしくは大量のファイルの移動をより安全に、確実にしてくれるので、ファイルの移動の失敗などのストレスから解放されるのだ。
ソフトウェアの使い方は直感的に使用することができる上、非常にわかりやすいヘルプがあるので困ったときはそちらを参照すれば問題はないだろう。私はFire File Copyをファイルを右クリックしたときに現れる“コンテキストメニュー”
に登録し(File File Copyが自動で設定してくれる)そこからファイルの移動を行うことが多い。
ドラッグ&ドロップにも対応しているので、手軽に使用できるだろう。
また、高機能コピーソフトという側面もあるので、私にとって手放せないソフトウェアとなっている。
ファイルのコピー、移動は日常的な動作であるため、
そんな部分で困りたくない、という際に強力にサポートしてくれるソフトウェア、「Fire File Copy」は常に持っておきたいソフトだ。
関連リンク:
フリーソフトは世界を救う Vol.5
ID、パスワード、Eメール設定、FTP設定、シリアルナンバー、また、ID、パスワード……。
既に知っての通り、インターネットをしている限り、無尽蔵とも思える、忘れてはならない大切な、でも忘れてしまいがちな文字列達との戦いは続いていく。
そんな時、心強いソフトを紹介しよう。
ID Manager
ツリービューでのファイル管理は見やすく、動作は軽快の上、直感的に使用できてしまうわかりやすいインターフェイス。最大10,000ものID情報を保持することが出来、記録した情報の暗号化によるセキュリティに加え、クリップボードを経由しないデータの転送も可能になっており、起動時にはパスワード入力を求められる、まさに“最強”のセキュリティソフト。
無限に増え続けるIDやパスワードはもちろん、シリアルナンバーも保持できるし、EメールアドレスとURLも記録できてしまう。
アイテム一つに付き、ID、パスワードに加え、2枠が空き枠で、シリアルナンバー、Eメール、URLと続き、メモ領域までついてくる上、Issue Date(発行日)とExpiration Date(期限日)を加えられる。
ID Manegerの名にふさわしく、ID、パスワード管理にはもちろん、暗号化して、安全な場所に大事な大事なEメールアドレスを管理もできるのは、あたりまえ。
メーラーに重要というフォルダを作っている人も多いことだろう。受信したEメールは、コピー&ペーストでID Manegerへ。様々な条件で保存したデータを検索できるから、行方がわからなくなっても安心していい。
さらに、Isuue DateとExpriration Dateを上手く活用すれば、暗号化され、パスワードで保持された環境下でTo Doなんかも管理できるだろう。FTPを利用してのデータの共有もできるから、オフィスと家でのデータ更新も、自分と仲間でのデータ共有も可能だ。
開発元のWoodenSoldier SoftwareではID Manegerの入門書もダウンロード可能になっていて、初心者にも優しい。
そして、なにより、このソフトウェアのもっとも優れている点は、その更新頻度。Ver.6.9という驚異的な数字を見ても明らかな様に、開発者の WoodenSoldier氏は日夜、より安定した、より優れたソフトウェアの提供のために努力を惜しまない。
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