詳解:Tomboy [3/3]
プラグインを使ってより便利にTomboyを使いこなす
Tomboyには様々なプラグインがある、前回の"詳解:Tomboy [2/3]"で紹介したWevDav Sync Service Add-inや、SSH Sync Service、Local Directory Sync Serviceと同期設定だけでも3つもある。
ほかにも、Note of the Dayという今日のメモを自動で作成してくれるプラグインなどを含む、Tools。Evolutionに届いたメールをD&Dでメモに変更してくれるプラグインなどがある、Desktop Integrationと多彩。
私が愛用しているプラグインを紹介しよう。
ToolsからReminder。
3 july at 12am
2004/04/02 a 22:50
monday @ 2h am
というような日付と時間を!のあとに続けて記述しておくだけで、その記述があるメモを記述通りの時間にオープンしてくれる。
その名の通りのリマインダ用のプラグインだ。
Reminderはこちらからダウンロードできる。
そして、Post note to your blog。
こちらもその名の通りのプラグイン。
メモをブログにポストしてくれる。APPという形式でのポストをサポートするブログエンジンであれば基本的に動作するらしい。私はWordPressの愛用者だが、無事に動作する。
私の場合、設定でメモからのポストをドラフト状態にして、エントリのアウトラインをTomboyで書いておき、ポストするという様に利用している。
Post note to your blogもReminderの作者が作成している。
ダウンロードはこちらから。
Desktop Integrationから、Tasque。
TasqueはHackWeekから生まれたプロジェクトで、シンプルなTODOリスト管理アプリケーション。
このプラグインを利用するためにはもちろん、Tasque本体が必要になる。
ダウンロードはこちらから。
Tomboyから、このTasqueのTODOリストにTODOを追加できる。
やり方は簡単。
TODO化するテキストを選択し、メニューバーに出現するTasqueボタンをクリックするだけ。
現状でも非常に便利だが、Reminderのように、ある文字に続く文字列すべてを自動的にTODOリストに追加するなど自動化が進めばより便利。
というわけで、3回に渡るTomboyの詳解は終わりだ。
Tomboyに関して、質問などあれば、コメントを寄せてください。
関連リンク:
詳解:Tomboy [2/3]
Tomboyのメモを同期する方法
最近ついに我が家にもやってきたネットブック(もちろんOSはUbuntuに変更)Eee Pc 901のTomboyのメモと、親機で同じメモを閲覧することができる。アイデアや備忘録など、まさに気軽に持ち運べるネットブックだからこその部分ではないだろうか?
意外と誰も教えてくれないTomboyの同期の設定方法を紹介しよう。
まずは、設定のプラグインタブからSynchronizationを開き、
WebDav Sync Service Add-inを有効にしておこう。
そして、Terminalから
sudo apt-get install checkinstall libfuse-dev libneon26 libneon26-dev
UbuntuでWebDavファイルシステムを利用するために。
wget http://noedler.de/projekte/wdfs/wdfs-1.4.2.tar.gz
tar xzvf wdfs-1.4.2.tar.gz
cd wdfs-1.4.2
./configure
sudo checkinstall
sudo dpkg -i wdfs_1.4.2-1_*.deb
エラーが出るようであれば、
sudo apt-get install libglib2.0-dev
そして、パーミッション設定(ユーザ名とある部分は自分のユーザ名と変更)
sudo gpasswd -a ユーザ名 fuse
sudo chgrp fuse /dev/fuse
これで、UbuntuでWebDavファイルシステムを扱えるようになったはず。
オンラインベースのWebDavファイルシステムを探し回り、
myDisk.seを使うことにした。
残念ながら英語サイトだが、アカウントを作成(無料: 1GB)するだけなので、それほど難しくはないはずだ。
アカウントの準備が整ったら、
Tomboyの設定画面、同期のタブにて、
- サービス: WebDav (wdfs FUSE)
- URL: https://mydisk.se/アカウント名/
- ユーザ名: アカウント名
- パスワード: パスワード
URL:箇所にて最後のスラッシュがない場合、エラーになる可能性があるので、ご注意ください。
というように入力。
保存すれば終了だ。
メモの同期は、すべてのメモの検索、またはメモ自体のメニュから行うことができる。
次回はTomboyで利用できるプラグインを紹介しよう。
関連リンク:
詳解:Tomboy [1/3]
シンプルで使いやすいデスクトップ・メモ、Tomboyのすべて
自宅ではUbuntuユーザ、会社ではもちろんWindowsユーザである私が、Windowsでもどうしても使いたいアプリの1つに間違いなく上げるのがTomboy。
いつでもAlt+F12を押すだけで、簡単にメモを残せて、ノートと呼ばれるカテゴリわけもクリック1つ。私はどうやっても覚えられないTerminalのコマンドや、ブログのネタ、新しいJavaScriptのアイデア、旅行用の備忘録など、様々なことに利用している。
これから3回に分けてそのTomboyの使いこなしを詳解しよう。
まずはおすすめの基本設定
Tomboyは通知スペースにアイコンとなり格納されるので、そのアイコンを右クリックで、設定を変更することができる。まずは編集画面から。
ここでチェックをつけておきたいのは、箇条書きに自動変換するオプション。
マニュアルによると、メモ中でハイフン(-)直後に文字を記入し、Enterすると、自動でブレットポイントに変換されるとあるが、実際にはハイフンのあと半角空白を入れてからでないと変換されない。
非常に小さなポイントながら、メモを書きやすくするためには大事なポイント。
私はアイデアを頭の中から取り出すステップとして、箇条書きがもっともフォーマットとしてやりやすいと信じているし、アウトラインにも流用できるので、ブログの文章立てをするのにもぴったりだ。
そしてホットキーの設定
つぎのタブはホットキー。ストレスなくメモを書くためにはホットキーの設定は絶対だ。
Tomboyの素晴らしいところは、Alt+F12さえ覚えてしまえば、すべての機能にキーボードのみでアクセスできてしまう。
さらに便利に使うために、私はすべてのホットキーを設定した。
とくに新しいメモを作成する(私はF12に設定)、そして全てのメモの検索を開く(F11)の設定は可能な限り覚えておくことをおすすめする。
ちなみにホットキーを有効にするのチェックボックスは必ずチェックしておこう。
あたりまえだが、これがオンになっていなければ、Alt+F12も使えない。
基本の設定はここまで。本当に基本中の基本なので、今回はおまけに
Firefoxのアドオン、Tomfoxも合わせて紹介したい。
Tomfoxは非常にシンプルなアドオンで、選択したテキストをTomboyのメモにしてくれる。Tomboyのヘビーユーザである私のために作られたような素晴らしいアドオン。
使い方は簡単。
メモしたいテキストを選択して右クリック。メニューの一番下に、Create Tomboy Noteがあるはずなので、クリックするだけ。
わざわざコピペする手間を省いてくれる不精者にもおすすめのツール。
次回はTomboyで同期をとる方法を詳解しよう。
関連リンク:
UbuntuでGTDを

ライフハックという言葉が生まれたきっかけともなったGetting Things Done(GTD)をもう忘れたりしてないだろうか?
1日のうち、3分の2をPCの前ですごし、字がきれいとは決していえない私にとって、PCベースのGTDシステムは必要不可欠だ。
そんな私と同じように生産性向上への飽くなき努力を重ねている人たちに、私がUbuntu上で構築したGTDシステムを紹介しよう。
Ubuntu GTDで必要なアプリケーションと設定
Tomboy
sudo apt-get install tomboy
(デフォルトでインストールされているはず)
Tomboy Tasks List Plugin
Plugin (compiled DLL)をダウンロード
cp ~/Desktop/TasksList.dll ~ /.tomboy/Plugins/
*Pluginを有効にするにはGnome Panelをリスタートする必要がある
killall gnome-panel
(Tomboyの設定からPluginの認識が出来てない場合は、再起動)
Tomboyノートの設定
シンプルなノートアプリケーションであるTomboyは、きっとすでに自動で起動されるように設定済みであることだろう。
Alt+F12のショートカットも体が覚えているはずだ。
Alt+F12のショートカットも体が覚えているはずだ。
Alt+F12のショートカット……。
では、本題に入ろう。
コンテキストラベルは#を使って表現し、
$を次のアクションにする。
つまり、家でしかできないことなどは#home、仕事なら#workという風にする。
このコンテキストラベルが、Tomboyノートのタイトルにし、
1コンテキストラベルにつき、Tomboyノート1枚というルールでタスクリストを書き連ねていく。
そして、
$Life is a Gamble更新
というように、$で次のアクションを知らせる。
コンテキストラベルは家、仕事、などの大きな単位である必要はまったくない。
ようはどこで行われる事柄なのか、ということがわかればいい。
このあたりの基本的なGTDシステムについては、
GTDの提唱者Devid Allenの著書か、私が過去に書いた"作法 @ Google Reader Vol.3"からスタートする一連のGmailでGTDのポストを参考にしてほしい。
GTDにはWaitingやDefer(あとでやる)など時間軸でもコンテキストラベルを付けるが、私は時間軸を
$Life is a Gamble更新 Defered(あとでやる)
などのようにタスクに書き込んでしまう。
ここまでは、Tomboyのデフォルト設定で出来てしまう。
Pluginについて

Tomboy Tasks List Pluginをインストールすると、
GTDシステムはより強固に、そして運用が楽になる。
まずTomboyを右クリックして、設定へ。
プラグイン画面できっと一番下にある Tomboy Tasks List Pluginを
選択すると、設定ボタンがクリッカブルになるので、クリック。
すると Tomboy Tasks List Pluginがタスクとして認識する文字を設定できるので
ここに$と入力。
Tomboy Tasks List Pluginは、設定した文字列を検索し、
***Tasks Listsという自動で作られるノート上に表示させる。
残念ながらノートの名前を変更することはできないが、***Tasks Listsに表示されるタスクたちは、
どのノートにあるのかをリンク付きで表示してくれる。
この***Tasks Listsノートが次のアクション用のINBOXになるわけだ。
#コンテキスト
$ タスク 時間軸
としてタスクを管理しておけば、***Tasks Listsを見ておくだけで
次に何をやるべきなのか簡単に管理できる。
以上が私のUbuntuでのGTDシステム。
Tomboyさえ使えれば、Ubuntuでなくても構築できるので、是非試してみてほしい。
2008/5/12 ADDED
Tomboy Tasks List Pluginは現行のTomboyのバージョンでは動作しない。
TomboyはTasksというAddinをリリースしようとしていたが、これも中止になってしまった。
非常に残念だが、Tomboy Tasks List Plugin無しでも、新たに追加されたNote機能などを
利用すれば、十分にGTDシステムとして活用できるはず。
関連リンク: